皆様、管理栄養士は実際にどのような仕事をしているか、イメージできますか?学校の給食を作る人、病院の食事を管理している人、保育園で子供たちの食事を作る人・・・そんなイメージを持たれている方が非常に多いのではないかと思います。私自身、大学に4年間通い、管理栄養士の国家試験を受けて資格を取りました。しかし、私は、学校や病院などで食事を作ったり、献立を立てるといった仕事は一切していません。実は、皆様のイメージ以外にも管理栄養士は様々な働き方をしています。今回はそんな意外な管理栄養士の働き方をご紹介します。
1.様々なところで求められる栄養相談
管理栄養士としての働く場所は様々ですが、栄養相談はあらゆるところでいろんな方を対象に行われています。例えば、病院では疾患に応じた個別の栄養相談を実施しています。集団で栄養教室を開催することもあります。保育園では、子供のための栄養相談や、離乳食講座をママ向けに開催しています。地域の保健センターの健康診断で特定保健指導を行うこともあります。管理栄養士は食事を作っていると思われがちですが、実際には患者様や食について悩んでいる方とコミュニケーションを積極的にとる職業です。
2.メニュー開発や商品開発
食品メーカーや外食産業にも管理栄養士が活躍できる場があります。それが外食やお惣菜、お弁当などのメニューや商品の開発のお仕事です。今、日本は健康ブーム。「管理栄養士監修」と書かれたお弁当や、メニューを見かける機会も多くなってきたのではないでしょうか。管理栄養士ならではのバランスのとれたお弁当が多くスーパーで販売されています。また、機能性食品や、介護食といった商品開発は管理栄養士としての資格が非常に生かされます。
3.スポーツ分野は注目されている
2020年は、東京オリンピックです。それに伴い、今人気が上がっているのが「スポーツ栄養」と呼ばれる分野です。スポーツ栄養士は、スポーツ栄養学をもとに選手のからだづくりのサポートを行い、それぞれの選手やトレーニングに合った栄養補給の方法を提案・指導しています。アスリートだけではなく、子供たちとその保護者に対して体力づくりや健康づくりのための食生活のサポート・アドバイスを行っているケースもあります。日本栄養士会と日本スポーツ協会が認定している「公認スポーツ栄養士」という資格もあり、管理栄養士の方は必要な講習と試験を受けることで申請することができます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
管理栄養士は病院や学校で食事を作っているだけではなく、様々な分野で活躍できる職業です。様々な方法で、食という切り口から、皆さんの健康をサポートしている職業なのです。管理栄養士を目指している方は、今後自分がどんな管理栄養士になりたいのか、ぜひ考えてみてください。
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