『ファスティング』や『ジュースクレンズ』など、最近は色々なところで言葉を耳にするよ うになり実際に試したことがある方も多いはず。デトックス効果があるとか、腸がきれいに なるとか、美肌になれるとか情報は色々ありますが、本当のところはどうなのか。ファスティングしたい人のための栄養学について解説します。
ファスティングとは
もともと海外セレブやモデルなどが実践している食事法として話題となった“Fasting(ファスティング)”
日本語では“断食”と訳されているため『一定期間、食事を抜く(絶食する)あるいは飲み物だけで過ごす食事法』として知られていることが多いようです。ただ実際に効果があるといわれている“Fasting(ファスティング)”とは、必要な栄養素を摂取しながらカロリーを制限して体内の環境を整えたり、減量をしていく、いわば『超低カロリーバランス食』による食事法のことです。
“Fasting(ファスティング)”自体は食事の基本となる部分をキープしつつ、カロリー制限していくので非常に有効な手段といえるのですが、方法を間違えてしまうとうまくいかないだけでなく、カラダ本来の機能を低下させてしまうことも。しっかりポイントをおさえて実 施することが重要です。
1日の体内リズムを厳守することが基本!
どんな食事法を行う場合も、基本となる時間や体内のリズムをしっかり守ることが前提です。 規則正しい時間とバランスの上に、初めて栄養素の効果が存在するのです。
酵素はとる?それとも出す?
人は食べたものからできています。その栄養を消化吸収する機能は本当によくできてきて、 その機能を最大限に生かす食べ方が本来カラダにとってベストな方法といえます。
ファスティングの際に『酵素を摂る』という言葉を耳にすることがよくありますが、酵素とはもともと人間のカラダの中に存在していて、その酵素によって口から入った食物が体内の各器官で消化され効率よく吸収されてます。体内ではたらく酵素は数種類ありますが、それぞれ働くうえで最適な条件や環境(温度やpHなど)が存在しています。つまり体内環境が 酵素の働きに深く関わるということです。
まとめ
体内のpHは、ストレスや食事など生活習慣で変化します。
ほかにも口の中の唾液に含まれる酵素は、食物をしっかり噛むことで酵素の力が発揮されたり、各消化管を固形物が通ることでそれが刺激となり酵素が分泌される、など食べ方でも酵素の働きが変わります。
“良いものを摂る”ことはとても大切ですが、根本は自分のカラダの機能を最大限に生かすこと。それを基本に食を選択して、機能的でタフな身体づくりをしていきましょう。


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