ダイエットと食事は密接に結びついています。
当たり前ですが体が消費するエネルギーよりも食事で吸収するエネルギーが多ければ太ってしまいます。
そのため太らないためにも管理が必要です。今回は、正しい食事制限の方法をご紹介いたします。
まずは改めてダイエットの意味について紐解いていきましょう!
ダイエットの本当の意味
『ダイエット=体重を落とすこと』と思われがちですが、研究社の新英和中辞典でダイエットを調べると以下のように和訳されています。
1. 日常の(飲)食物
2. (治療・体重調節などのための)規定食、特別食、食事、食事療法、食事制限
つまり、ダイエットの本来の意味は「日常の飲食物」。
メタボという言葉をほとんどの人が知っているように肥満問題が強く取り上げられるようになったため『ダイエット=体重を落とすこと』というイメージをお持ちだと思います。
ただ単に体重を落とすことをフォーカスするのではなく、この訳からも分かるように日常の食事を変え、体重調節をすることが大切です!
正しい食事制限とは?
『炭水化物抜きダイエット』という言葉を少し前からよく聞くようになりましたね。
炭水化物は糖質と食物繊維で出来ています。そのうち、糖質は体のエネルギー源として働きます。これが炭水化物抜きダイエットが有名になったポイントです。
昔の日本の食事は定食型が基本だったため、ごはんとおかずがバランスよく食べられていましたが、食の欧米化によってパンや麺、そしてファストフードなどを好んで食べるようにになり、圧倒的に炭水化物の割合が増えてしまいました。
炭水化物の割合が増えるということは、エネルギー源が増えるということです。過剰にエネルギー源を摂取すると消費しきることが出来ず、脂肪として溜め込まれてしまいます。太ってしまうのは当然ですね。
このため、炭水化物=太るというイメージが強くなりました。
ただ、人間はエネルギーを摂取しなければ生きていくことは出来ません。過剰な炭水化物(糖質)制限は、体の防御反応から代謝を落としたりイライラしたりする原因となります。
このため、長続きせずリバウンドしてしまう方もいらっしゃいます。こうしたことを防ぐためにも極端に制限するのではなく、適量に抑えて食べることが大切です!
正しい食事制限方法
食事制限というと少ない食事量で我慢したり、食べてはいけないものが多々あるように感じられる方が多いですが、ダイエットのために食事量を極端に減らしてしまうと体は栄養素不足となり、肌が荒れたり、疲れやすくなるだけでなく、代謝が落ちて痩せづらい体質になってしまいます。
食事は食べるものの量よりも実は、バランスを取ることの方が重要でダイエットのために食べる種類の制限をすることは正しい食事制限とは言えないのです。
食材にはそれぞれ様々な栄養素が含まれています。
この代表的な栄養素を5大栄養素といいます。
①炭水化物
②たんぱく質
③脂質
④ビタミン
⑤ミネラル
栄養素にはそれぞれ異なる働きがあります。
炭水化物は体のエネルギー源となり、たんぱく質は筋肉や臓器、髪や爪、肌の材料となります。脂質は炭水化物と同様、体のエネルギー源になるほか、ホルモンや細胞膜の材料となります。
ビタミン・ミネラルは、体の機能がスムーズに動くようにサポートする働きとなります。
どれが欠けても体は正常に機能しないだけでなく、他の栄養素がその役割を担おうとしてしまうため、本来の働きができなくなってしまうこともあります。
これではせっかく栄養素を摂っても意味がありませんね。
何かを食べないようにしたり、それだけを食べたりと偏った食生活ではなく、全てをバランスよく食べることが大切です。
まとめ
ただ食べないで体だけが痩せるダイエットは長続きせず、確実にリバウンドしてしまうだけでなく、代謝が落ちて今まで以上に痩せづらい体質になってしまいます。
バランスよくお食事することで代謝の良い体を作り、継続できるダイエットをしていきましょう!


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