ランニングシューズを足の〇〇cmで決めてませんか?
さらにデザインの好みが加わると思いますが、そんな方は要注意です。体に負担を欠けている可能性があります。
本記事では「ランニングをしたことが無い、もしくはしたことがあるが本格的にシューズの知識を持っている訳ではない。」といったランニング導入〜初心者の方々に向けた記事となっております。
私は某総合スポーツ店にてシューズ販売を3年間経験し、「ランニングを始めたいけど何を選んでいいのか分からない」「機能よりもデザイン!」といった方にご説明をしてきました。また、ウェブ上にあるものは粗悪な説明や、良い説明があるものもありますが、アフィリエイトへの貼り付けなどによって意図的に誘導している記事などが多く散見されます。
この記事にて良いシューズ、またはシューズは読者に店舗で選んでもらうとしても知識を持ってもらえれば嬉しいです。
ランニングシューズのおすすめは運動経験によって変わる
運動経験によってランニングシューズも変わる
contents
運動経験のまったく無い人
日頃から運動をしていない方がランニングを始める場合、
足腰に大きな負担がかかる為、早く走ることを目的にするよりも
まずは「体力維持・健康になる」といったことから意識することが必要です。
その為、軽くて足に負担のかかるシューズではなく、
靴底の厚いシューズなどの保護機能の高いシューズ選びが重要になります。
運動経験のある人
運動経験のある方にとってランニングを始める目的は様々ですが、
「どの程度の速さを求めたいのか」によって変わってきます。
上述で説明した足の保護が出来るシューズと、
機能性の高い軽いシューズは常に背反の関係性にあります。
軽さを求めるとクッションが薄くなるからです。
運動経験のある人にとっては軽さを追求しながらも
自分の足が耐えられる範囲内でのシューズを探すことになります。
ランニングシューズのおすすめは足のサイズによって変わる
ランニングシューズの決め手は足の幅
重要な横幅
ここからは具体的な選び方です。
よく「NIKEは横幅が狭いから」「アシックスは横幅が広いから」と、
メーカーで判断することを耳にします。全くもって間違いという訳ではないのですが、
メーカーによっても足幅や狭さ、甲高などは靴の種類によって大きく変わります。具体的に重要になるのは「E」という指標です。
「cm」という足のタテの長さは意識している方が多いのですが、
「E」という足のヨコの長さを意識している方は非常に少ないです。
足の横幅には2E,3E,4Eといった形で、横幅にも規定があります。
甲高の人、横幅の人(スクエア、エジプト、ギリシャ)
具体的に横幅のサイズが分かったら、高が高いかどうか、指の形も重要になってきます。
①エジプト型
日本人の8割近くを占める足型であり、
親指(母趾)が一番長いという特徴を持つ。筆者もまた同じエジプト型である。
エジプト型でも先細・先広のタイプがある。
②ギリシャ型
日本人の2割程度を占める足型であり、
人差し指(母趾)が長いのが特徴。
ギリシャ型も先細・先広のタイプがある。
③スクエア型
日本人の1割程度を占める足型であり、
全体的に指の長さが等しい珍しい形である。
大事なのは計測してもらうこと
「私は23.5cmを買っておけば間違いない」
「俺は27cmだ!」と決めつけて買ってらっしゃるお客様が非常に多いのですが、
一番は店員さんにサイズを測ってもらうことです。
また、ここで重要なことがアルバイトと正社員の見極めもあります。アルバイトの方が悪い訳ではもちろん無いのですが、正社員の方はメーカーが主催するシューズの説明会などにも参加している為、知識量が豊富な確率が高いです。アルバイトでもシューズの接客をしっかりと行える店員はタテヨコのサイズを測り、提案してくれます。
ランニングシューズ予算と質の目安
ランニングシューズの予算設定
2,000円〜5,000円(ロークラス)※ウォーキング、ランニング導入者向け
SALE品となっているものや、元々の原価が安く非常に安価で提供しているもの。
型落ち品などもありますが、基本的にはソール(靴底)が柔らかい素材となっていたりします。
本当に半年~1年以上ランニングを続けていきたい意向があるなら、
とりあえずこの価格帯でのシューズはあまりおすすめできません。
ウォーキング用であれば可といった質感です。
5,000円〜10,000円程度(ミドルクラス)※初心者〜中級者
このレンジから、機能性を兼ね備えたモデルが増えてきます。
例えば柔らかい素材の中にも衝撃吸収の板が入っていたり、
全ての機能のうち、全てではないものの一部高機能なものが
備えられています。後ほどご紹介しますが、オーバープロネーションといって
足首に捻りが加わってしまうような動作を防止する為に、
かかとの内側、または外側の素材を固くしたものがあります。
10,000円以上(ハイクラス)※上級者向け
このレンジになると、「今度のフルマラソンでは2時間〜分台で走りたい」
といった高い目標を持ったランナーや、
日頃からランニングを行っている人向けのものとなっています。
定番、おすすめメーカーのご紹介(足の横幅の広さ度合いも)
NIKE(★★☆☆☆)
NIKEはデザイン性に優れていますが、多くのランナーが言うよに横幅は実際狭いです。
Adidas(★★★☆☆)
デザイン性や機能性ともに申し分なく、在庫も非常に多い人気メーカーです。
PUMA(★★☆☆☆)
世界で最初にファッションブランドとスポーツブランドのコラボを行っている。ファッション性も高いブランドです。
アシックス(★★★★☆)
横幅の広いモデルも多く、日本人の足に合ったモデルの展開が多いです。
ミズノ(★★★★☆)
こちらもアシックス同様に横幅の広いモデルも多く、日本人の足に合ったモデルの展開が多いです。
ニューバランス(★★★☆☆)
こちらはファッション性を兼ね備えつつ、日本人向けのモデルもだしているので、アシックス、ミズノよりもおしゃれなイメージが良い方はこちらがおすすめです。
走り(足)の特徴を知ろう
ランニングシューズとプロネーションの詳細
プロネーションについて
プロネーションとは足が着地する時に斜めを向いたままで着地することを言います。バランスを取る為にも傾いて着地するようになっていますが、この度合いが過ぎることをオーバープロネーションといい、足首にも良くありません。コレを防止する為に、かかとの内側の素材をあえて固くすることによって保護機能を高めているシューズがあります。
試しに足首を外側と内側で捻ってみていただくと、構造上外側の方が捻りやすくなっている為、シューズは内側を固くしているシューズが出ています。
http://matome.naver.jp/odai/2136047607237058901
普段履いている靴のすり減り具合をチェック
とはいえ「自分はどうなんだろう?」と思う方がほとんどだと思います。自分の特徴を知るのに一番の方法は、今履いているスニーカーのかかとをチェックしてみることです。
プロネーションが激しい方は内側または外側のかかとの磨り減りが激しく、ランニングをしている際にも同様の特徴が見られる場合があります。
結局何が良いの?とりあえずこれを選ぼう!初心者におすすめのランニングシューズ7選
ランニングシューズのオススメ
主にクッション性があって横幅も狭すぎず広すぎない(3E前後)のものやコスパ重視なものをチョイスさせて頂きました。こちらにあるものも私のイチ意見に過ぎず、人によっておすすめは異なることもある為、実際に総合スポーツ店やランニングシューズ店に行って、店員さに聞いてみましょう!
女性向け
ミズノ:マキシマイザー MAXIMIZER 19
ミズノ:シンクロMX
ナイキ ナイキ ルナテンポ 2
ナイキ NIKE ルナグライド
※URLは初心者向けランニングシューズ
goo.gl/SSCwms
アディダス アディゼロ
http://shop.adidas.jp/pc/item/detail.cgi?brand_code=110&itemCd=110_S78386&itemGrcd=110_TD633&itemDir1=15FW
男性向け
アシックス GT NEW YORK
http://www.asics.com/jp/ja-jp/gt-1000-4/p/0010247835.2301
GEL-KAYANO
http://www.asics.com/jp/ja-jp/gel-kayano%C2%AE22/p/0010247825.0790
ニューバランス
VAZEE PRISM M SG2
http://shop.newbalance.jp/shop/g/gMPRSMSG2
いかがでしたでしょうか?
以上がこれからランニングを始めたい方向けの知識、ランニングシューズの選び方でした。
大切なのは走りたいという気持ちと、まずは始めてみる!という行動力。
私が販売をしていたころは、形から入ってしまっても継続しない方が多いので最初は今履いているスニーカーでウォーキングをしてみる所からおすすめしていました。
貴方のランニング生活に少しでもお役立ち出来れば嬉しいです!
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