油断大敵!アルコールの糖質ゼロは本当に太らない?

歓送迎会の季節、お酒を飲む機会が増えた方も多いのではないでしょうか?お花見やビアガーデンでお酒を飲んで盛り上がったり、食事の楽しみのひとつですよね。

でも、ダイエットをしている方にはアルコールは一般的に太るイメージがありますよね?

ダイエット中の方にも飲みやすいように糖質オフやプリン体に配慮した製品が出ています。

今回は、アルコールがダイエットに悪い影響を与えるのかどうかについて説明します。

お酒のカロリーってどれくらい?

そもそも、お酒はどれくらいカロリーがあるのかご存知でしょうか?

製品によって差はありますが、大体のカロリーを種類別にまとめてみました。

種類 カロリー(kcal) 糖質(g)
ビール1缶(350ml) 140 10.85
日本酒1合(180ml) 196 8.82
焼酎1合(180ml) 263 0
ワイン(赤)(200ml) 146 4.0
発泡酒1缶(350ml) 158 12.6
ウィスキー(100ml) 237 0
梅酒(200ml) 312 41.4

焼酎やウィスキーのカロリーが高い!?と意外に思われた人も多いかもしれません。それもそのはず、アルコール自体にカロリーがあるため、この数値になっています。アルコールは、1g:7kcal、糖質1g:4kcalなのでカロリーで見ると高いのです。

カロリー高いお酒は太る?太らない?

アルコールで脂肪はつかない、なんて話を聞いたことはありませんか?

この話、本当なんです。摂取したアルコールのカロリーのうち約70%は代謝に使われ、体に脂肪として蓄積される量はわずかだと言われています。

これをふまえると先程紹介したアルコール自体のカロリーを気にする必要はないのです。

糖質さえ気を付けていれば太らない仕組みになっているのです。

糖質ゼロ!だから太らない!はずだけど…

では、糖質ゼロの焼酎やウィスキーなどを選べば安心なのでしょうか?

ここでひとつ気をつけなければならないことがあります。

それはお酒とともに摂取するおつまみや食事です。

確かにアルコールのカロリーは代謝に使われるのですが、食事で摂取した糖質の消費は後回しになります。
後回しになった糖質は、体脂肪として蓄積されてしまいます。

また、肝臓は糖質をエネルギーとして日々活動しているのですがアルコール分解を優先するため、糖質の消費が後回しになってしまい、その結果食事で摂取した糖質を脂肪として蓄えやすくなるのです。脂質についても同じことが言えます。

それに加えて、アルコール分解で忙しくなった肝臓では、中性脂肪の合成が促進され、体内に放出される量が増えるため、体に脂肪がつきやすくなります。

さらに恐ろしいことに、アルコールには食欲抑制するホルモン「レプチン」の分泌を抑えるため、食べる量が増えてしまいがちです。

このように、たとえ糖質ゼロのお酒であってもアルコールを飲んだひとの体は非常に太りやすい状態になっています。

まとめ

◆お酒は基本的に度数が高いほどカロリーが高い

◆アルコール自体は体脂肪にはならないが、飲酒によって以下の理由で太りやすい状態になる

・アルコールのカロリーの分、代謝に使われるはずだった糖質が脂質に変換され蓄えられる

・摂取した糖質、脂質が体につきやすい状態になる

・体内で新たに中性脂肪が合成されやすくなる

・食欲が抑制されにくく食べ過ぎてしまう

アルコールがダイエットの敵、というのは残念ながら本当のようですね。

とはいえ、まったく飲まないというのは難しいもの。

次回は、今回の内容を踏まえて飲酒の際に太りにくくするための工夫をご紹介したいと思います。

参考:日本食品標準成分表2015年度版(七訂)
アルコールの糖および脂質代謝に及ぼす影響 北里医学 4 : 363〜369,1974
Stimulation of appetite by alcohol   Physiol Behav,74(3) 283-9 2001